【ボクシング】村田諒太、世界初挑戦!ミドル級という階級の重さ
ボクシングWBAミドル級2位の村田諒太選手が5月20日に初の世界挑戦があります。
村田諒太選手は過去にボクシングのオリンピック代表としてロンドン五輪では金メダルを獲得しました。
プロに転向後も破竹の勢いで12戦12勝9KO無敗という記録。
世界挑戦も納得の成績ですね。
対戦相手は同級1位のアッサン・エンダム(フランス)。
戦績は37戦35勝21KO2敗とキャリアは村田選手を上回っています。
なんと元WBOの世界タイトル保持者、元世界チャンピオンとの戦いになります。
非常に難しい試合になるでしょうね。
「村田は確かに素晴らしい戦歴だが、どんな相手と闘ってきたのか。今度の相手はアッサン・エンダムだぞ、と言いたい」
今回の世界挑戦は少しわけが違います。
それは村田諒太選手の階級がミドル級だからです。
日本人は世界で見ると小柄な方で、階級というルールがある以上主戦場となるのは軽量級になります。
バンダム、フライ、フェザー。よく聞く階級ですね。
しかしミドル級以降の重い階級はボクシングの本場、アメリカの独壇場といっても過言ではありません。
サッカーでいう欧米。野球でいうメジャー。ぶっちゃけ次元が違うのです。
そこに日本人である村田諒太選手が殴りこむわけです。
日本人がミドル級チャンピオンになるのが非常に難しいことは歴史が証明しています。
亀田興毅、長谷川穂積、内藤大助、井岡一翔、井上尚弥。最近のチャンピオンですね。
もっと過去を振り返れば具志堅用高、辰吉丈一郎なんかもそうです。
しかしこれらは全て軽量級の選手です。
ミドル級、つまり重量級は歴史を振り返ってもただ1人、竹原慎二選手しか獲得していないのです。
当時は挑戦することすら冷ややかな声が上がるほどでした。
「日本人がミドル級なんて・・・」というぐらい夢物語。
しかし竹原慎二は大方の予想を覆し、見事世界チャンピオンの座に立ちました。
今回の挑戦で見事タイトルを獲得すれば史上2人目の日本人の重量級チャンピオンの誕生になるのです。
ボクシングファンが彼に注目するのも納得ですね。
是非ともタイトル奪取、頑張っていただきたいです。
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