ヒアリの女王見つかる!?もう手遅れなのか・・・?対策まとめ
海外からはるばるコンテナに乗ってやってきた外来種「ヒアリ」。
世界の侵略的外来種ワースト100に加え、特定外来生物にも選ばれています。
ようは人、生態系に異常を与えるから日本に入れるなって生物ってことですね。
こいつの何が問題って、めっちゃ強い毒を持っていること。
ヒアリという名前も、刺された時に「火傷のような激しい痛み」が伴うところからきているんだとか。
恐ろしいのは毒の強さだけではありません。
単体の毒もさることながら、アナフィラキシーショックの可能性があるんですよね。
スズメバチに2回刺されると死ぬって言われるあれです。
アナフィラキシーショックが起こる可能性は0.6%~6%。
放置するとそのまま死に至ることもあります。
そんなヒアリですが、とうとう女王アリが見つかったようです・・・。
大阪市の南港で、強い毒を持つ外来種の「ヒアリ」が見つかった。
国内での発見は4件目で、初めて女王アリが見つかった。
国内で定着する可能性が高まったとの見方もあり、自治体や付近の保育園などは警戒を強めている。
軽いバイオテロみたいになってきたなこりゃ。
蟻の巣が本格的に形成されるのは半年~1年と言われているので、今年に根絶できなければ来年から被害が拡大することが予測されます。
考えられるのはこれから夏に向けて活動が活発になり勢力が広がること。
今のところは侵入ルートである港で発見されてばかりですが、もしかしたらもう既に近くに潜んでいるかもしれません・・・。
今回はそのヒアリの生息域、対策などをまとめていきます。
ヒアリの生態
- 亜熱帯~暖温帯に生息し、草地など比較的開けた環境を好む。
- 餌の収集は暖かい昼間に行われ、夜間に行動することは無い。
- 食べ物は雑食で、花蜜、樹液、種子から、昆虫、小型脊椎動物のトカゲなどを餌とする。
- 水位が高くなると筏(イカダ)を作るなど、多様な行動を起こす。
- 巣内の仲間が死んだ際に、その死骸を巣の外に捨てて感染症などを防ぐ(necrophoric)と呼ばれる行動が見られる。
すっげぇなこいつ(笑)。
基本的には普通の蟻と変わらないようですね。
ただ4つめの特徴の「筏を作る」ってのがすごい。
あとは死骸を巣の外に捨てるとうのが特徴的ですね。
死骸が見つかれば、近くに巣があるということになります。これは有益な情報になりそうです。
ヒアリを放置するとどうなるか
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巣が都市などの構造物や道の下に作られ、それによって倒壊したり道に穴が開く危険性がある。
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また、働きアリは体内に磁気に誘因されるようになる物質を持ち、電気設備に侵入し破壊することがある。
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農業では多種多様な作物を食い荒らし、農業機械や設備を破壊し、牧草地を荒らしている。
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人だけでなく野生動物や家畜にも襲い掛かり、失明させたり怪我や死亡させるなどの被害をもたらしている。
いいところひとっつもねぇ!
やりたい放題の限りだなこいつ。
農作物はやられるわ道に穴空けるわ家畜も襲うわ・・・。
特定外来生物指定は伊達じゃないな。
普通の家庭でも電気設備に寄ってくるというのが非常に厄介ですね。
ヒアリに刺されたらどうすればいいのか
病院に行ってください。
本当に速攻行ってください。万が一があります。
というよりあまりの痛さに病院行かざるを得なくなるんじゃないかな。刺されたことないけど。
ちなみに症状は
- 軽度の物は痛み・かゆみ。
- 中度になると蕁麻疹。
- 重度になると数分から数十分で息苦しさ、声枯れ、めまい、激しい動機などが起こり、進行すると意識を失うことも有る。
- 重度の症状の場合は、即時型のアレルギー反応のアナフィラキシーである可能性が高く、放置すると死の危険性がある。
下手な体調不良よりひどい目にあう。
しかも相手はアリ。一度に複数匹に刺される可能性もあります。
とにかく病院に行きましょう。
病院でも「ヒアリに刺された」「アナフィラキシーショックかもしれない」ということをちゃんと伝えましょう。
ヒアリ対策まとめ
恐ろしいアリですが、しょせんアリです。
アリ駆除用のアイテムを使えばOKでしょう。
まとめ
特定外来生物と言われるだけあり、これから被害がどんどん加速していくでしょう。
何とか根絶してほしいですが、アリですからねぇ・・・。難しいでしょう。
そうなると身を守るには自分で対策するしかありません。
必要な情報、それに合わせた適切な行動を頭に入れておき、被害を最小限に抑えましょう。